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エービーシー商会 2kg/2m以下の柔らかい軽量天井システムを新発売

2016.03.14 17:47

 東日本大震災時の天井落下事故を受け、平成26年に国土交通省告示第771号が施行され、人が日常的に立ち入る場所に設置されている天井で、高さ6m超、面積200㎡超、質量2kg(1㎡あたり)の「特定天井」について定められるなど天井に関する規制が厳しくなっており、計量で安全性の高い天井が求められている。
 そこでエービーシー商会(東京都千代田区)は1㎡あたり2kg以下の軽量天井システム「かるてん(R)abcグリッド」を発売したと発表した。ポリエステル製タテ型不織布「V―Lap(R)」をガラスクロスで包んだ帝人(大阪市中央区)の新素材「かるてん(R)」を使用しており、特定天井の該当項目である1㎡あたり2kgを下回ることを実現した。柔らかく割れにくい素材のため、剥離や落下を抑制し、万一、天井が落下しても被害を最小限に抑えることができる。さらに吸音性や断熱性にもすぐれ、建築基準法で定められた不燃材料の規定にも適合している。




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