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東急リバブル 沖縄・那覇でシティリゾートホテルを建設
2016.03.14 17:54
東急リバブル(東京都渋谷区)は、沖縄県那覇市においてホテルの開発に着手する。
この事業は東急リバブルが一部出資する特定目的会社が沖縄県那覇市前島においてシティリゾートホテルを建設するもので、同社はそのプロジェクトマネジメント機能を併せ持つアセットマネージャーとして、開発計画の策定から設計、建築までの一連の工程のマネジメントを担当する。建設する「ホテルWBF那覇(仮称)」は、沖縄本島の主要幹線道路である国道58号線沿いに立地し、那覇空港から車で約10分、沖縄都市モノレール「美栄橋」駅から徒歩約6分と交通アクセスに優れており、那覇市内中心部である国際通りも徒歩圏内で、レジャー・ビジネスともに需要の高い位置に所在している。特にレジャー需要に対しては、一般的なビジネスホテルに比べて部屋面積を広くし、屋上にはエッジプールを設ける予定で、近隣の競合ホテルとの差別化を図っている。建物は地上10階建てで、延床面積は8218・18㎡。部屋数は231室となっている。
沖縄県への入域観光客数は昨年776万人を超え、国内客・国外客ともに3年連続で過去最高を更新している。そうした状況の中で同社は昨年6月にホテル開発用地を取得。今後は3月までに特定目的会社に所有権を移転し、5月に着工、平成29年7月に竣工引渡を受け、投資家へ売却する予定である。