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森トラスト/マリオット・インターナショナル 軽井沢・南紀白浜・山中湖・修善寺・琵琶湖 各エリア初の外資系ホテル「マリオットホテル」誘致

2016.02.29 17:10

 森トラスト(東京都港区)グループは、今月22日に日本を代表する主要リゾート10エリアで展開する「ラフォーレホテル&リゾート」のうち、軽井沢(長野県)・南紀白浜(和歌山県)・山中湖(山梨県)・修善寺(静岡県)・琵琶湖(滋賀県)における5ホテルについて、マリオット・インターナショナル(米国メリーランド州)と、フラッグシップブランドのマリオットホテルにリブランドすることで合意したことを発表した。
 世界的に拡大する観光市場の中でも、観光先進国となる資質を十分に備える日本において観光産業の更なる発展が期待されている。リブランドを行う軽井沢・南紀白浜・山中湖・修善寺・琵琶湖の5ホテルは恵まれた景観に加え、文化遺産や語り継がれる歴史を持つ地にあり、国際基準の施設へと大規模リノベーションを計画推進していたホテルであり、5エリアにおいては初の外資系ホテルの進出となる。
 発表会において森トラスト(東京都港区)専務取締役兼森トラスト・ホテルズ&リゾーツ(東京都品川区)代表取締役の伊達美和子氏は「新たな5つのホテルプロジェクトを通して、各地域の魅力ある自然や文化、歴史に『マリオットホテル』のエッセンスを加え、各エリアに新たな価値を創造し、国内や世界に向けて発信していけることと期待しています」と述べ、マリオットインターナショナルのアジア太平洋地域プレジデント&マネージングディレクターのクレイグ・S・スミス氏は「近年、インバウンドの渡航者の数を格段と伸ばし、またマリオット・インターナショナルにとって重要な海外旅行者の供給国でもある日本は、私どもにとって非常に大切な国です。マリオットホテルは弊社のフラッグシップブランドであり、今回の森トラストグループとのプロジェクトは最適なチョイスであると確信しています」とした。
 今回の契約により、マリオット・インターナショナルの日本国内におけるホテルはマリオットホテルが計9軒となり、マリオット系列ブランドのホテル総数は計20軒の規模に達することになる。




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