週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

日本土地建物/京橋二丁目西地区市街地再開発組合 複合施設「KYOBASHI EDOGRAND(京橋エドグラン)」に名称決定

2016.01.25 13:32

 今月19日に「(仮称)京橋再開発プロジェクト」施設名称発表会において日本土地建物(東京都千代田区)と京橋二丁目西地区市街地再開発組合は、東京都中央区京橋二丁目西地区に建設中であり、今年秋に開業予定の複合施設の名称を「KYOBASHI EDOGRAND(京橋エドグラン)」に決定した。
 同施設は超高層免震オフィスと、多様なオープンスペースを有する低層店舗エリアおよび歴史的建築物棟である「明治屋京橋ビル」から構成されている。開発コンセプトは「根ざし、育ち、実を結ぶ。Like A Big Tree.」。
 日本土地建物代表取締役社長の平松哲郎氏は「本プロジェクトは複数の権利者が主体となって進めていく再開発事業です。弊社は権利者の方の想いを形にするべく事業を推進してきました。『京橋エドグラン』という名称は江戸時代から続く壮大な街づくりの歴史と『粋』や『人情』を受け継いだ京橋から新たなビジネスと文化を創造し、『日本の未来のブランドデザインを描きたい』という想いが込められています」と語った。
 トークセッションには京橋アンバサダーとして「開運!なんでも鑑定団」にテレビ出演し「ブリキのおもちゃ博物館」の館長としても有名な北原照久氏と「京橋エドグラン」に入居予定の「Toshi Yoroizuka(トシ ヨロイヅカ)」ブランドを運営するオーナーシェフの鎧塚俊彦氏、そして日本土地建物京橋事業部長の永藤厚志氏が登壇。人情味溢れる京橋エリアの魅力と「京橋エドグラン」に対する意気込みと今後の可能性を存分に語った。
 「京橋エドグラン」は、東京メトロ銀座線「京橋」駅直結、JR「東京」駅徒歩5分という非常に利便性の高い立地条件と、京橋エリア最大級・国内最高クラスのスペックを誇る高さ約170m、1フロア約820坪の超高層オフィスを有している。また、超高層ビルでは希少な中間層免震構造を採用し、震度6程度の大地震においても主要機能を確保。他にも72時間運転可能な非常用発電設備などのBCP支援機能を提供。テナントとしては東洋インキグループ(東京都千代田区)や明治(東京都千代田区)などの入居が決定。低層店舗エリアには、国内屈指のパティスリー「Toshi Yoroizuka」の旗艦店が入居予定。また、高さ31mの吹き抜けのある開放的な「ガレリア空間」に代表される多様なオープンスペースも設ける。
 魅力的な店舗と開放的なオープンスペースにより、「東京で、いちばん心地のよい居場所がある街」を目指す。




週刊不動産経営編集部  YouTube