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ラサールインベストメントマネージメントインク 愛知県でホテルを取得
2015.12.28 12:09
拡大するインバウンド需要を見込んだ投資を推進
不動産投資顧問会社であるラサールインベストメントマネージメントインク(本社:米国イリノイ州、以下ラサール)は24日、自ら組成した特別目的会社を通じて、愛知県内のホテルを取得したことを発表した。
ラサールはこれまで国内外のホテルへ積極的に投資しており、今後は拡大するインバウンド需要の成長を見込める国内ホテルへの投資をより検討していくという。今回取得したホテルが立地する愛知県は、国内外からの宿泊者数が増加傾向にあり、特に訪日外国人の延べ宿泊人数は平成23年から26年にかけて約113%増加。今後も拡大するインバウンドの需要を取り込む潜在性を持ち合わせている。ラサールの組成した運営会社がホテル運営の主体となっており、ホテルの運営収益を最大限に取り込むことが可能だ。取得と同時に外部のホテルオペレーターとホテル運営業務委託契約を締結しており、今後はオペレーターと協同しながら収益構造の改善を図り、インバウンド需要を積極的に取り込むことでキャッシュフローの極大化を目指していく。
ラサールの日本法人であるラサール不動産投資顧問(東京都千代田区)の奥村邦彦氏は「インバウンド需要は今後も拡大し、その影響は日本全国の都市に広がっていくものと考えています。急拡大する宿泊需要に対し国内のホテル市場の供給が不足している現在、ラサールは既存ホテルの取得だけではなく、用途変更を伴う改装案件や開発案件に対する投資も積極的に検討しています。今後も当社が得意とする複合型商業施設やホテルの運営、及びそれらの資産への投資を進めてまいります」と述べている。