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住友不動産 国家戦略特区と連動した面的整備を実施「住友三田ビル」竣工
2015.12.07 16:45
住友不動産(東京都新宿区)は、東京都港区芝5丁目705―1(地番)において開発を進めていた「住友不動産三田ビル」が先月30日に竣工した。
同社は「国家戦略特区の都市再生プロジェクト」に選定された「三田三、四丁目地区」の開発を推進している。変貌を遂げるエリアの中心に「住友不動産三田ビル」が誕生することにより、国際ビジネス拠点形成に向けたまちづくりに寄与する。
「品川」駅、「田町」駅周辺地区は羽田航空の国際化や山手線の新駅開設、リニア中央新幹線の開通により、広域交通結節点としての役割が高まる田町エリア。こうした立地特性を持つエリアにおいて業務・商業・宿泊・居住・教育などの多様な機能が集積する魅力あるビジネス・生活環境の整備が求められる。同社は地域整備方針に沿った既存市街地の街区再編や機能更新などに取り組んでいる。
「住友不動産三田ビル」は都営三田線、浅草線「三田」駅から徒歩2分、JR山手線、京浜東北線「田町」駅から徒歩5分の場所に立地しアクセスは良好。敷地面積は3109・62㎡、延床面積は2万4937・91㎡の地上13階建てを予定している。