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CBRE 第3四半期の投資市場は海外投資家が牽引
2015.11.23 14:27
不動産サービス大手のCBRE(東京都千代田区)は11日、今年第3四半期投資市場動向の調査結果を発表した。
投資市場においては平成27年第3四半期の収益不動産の取引額(10億円以上の取引)は対前年同期比で2・7%減の1・2兆円となった。Jリートによる取得総額は対前年同月比で10%減の3941億円となり、Jリートを除く国内投資家は17%減の4879億円。海外投資家の取得総額は61%増の2927億円。今期は株価低迷を背景にJリートの取得がやや低調。
一方、海外投資家による投資は活発で、オフィスポートフォリオの取得や商業施設の取引など、大型の取引が目立っている。同社によると「投資機会が少ないことに加え、オフィス等の賃料上昇が続いているため、取引利回りは引き続き低下傾向にある。都心のプライム相当のオフィスや商業施設については3%を下回る利回りでの成約も散見される。今後は地方都市のアセットを中心に利回りの更なる低下が予想される」としている。