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岡村製作所 「オカムラグランドフェア2015」開催
2015.11.16 16:36
岡村製作所(横浜市西区)は今月10日に紀尾井町の「ホテルニューオータニガーデンコート」で、翌11日より開催される「オカムラグランドフェア2015」に先立ち記者会見及び記者内見会を行った。
フェアのコンセプトは「it´s my style はたらき方を変える。組織が変わる」。個人や企業に合ったスタイルを作ることでより楽しく、より効率的に仕事をすることが可能になるという考えだ。
具体的には個人のパフォーマンスを最大限に引き出すためには健康が重要。そのためには長時間座ったまま仕事をするのではなく、時々立ちながら仕事が行える製品「+standing」を提案している。狙いは健康リスク軽減。座ったままの姿勢による疲労を軽減させることで、健康的かつ効率よく仕事をこなすことができるようになる。結果、個人のパフォーマンスの向上に繋がり企業の業績も高まる。科学的な根拠に基づいた製品である。
座り過ぎによる健康リスクが高まるという研究が注目されつつある。研究によると1日の座位時間が4時間未満の人と8時間以上の人を比較した場合、8時間以上の人は4時間未満の人の1・15倍の死亡リスクが高まる。11時間以上に至っては1・4倍の死亡リスクという結果が出ている。
日本は他国と比較した場合、長時間座ったまま作業を行っているケースが多い。世界20カ国における平日の総座位時間の比較研究では、日本人の平均は420分。20カ国のなかで最長という結果が出ている。
会見を行った中村雅行社長は「これからのオフィスワークは健康がキーワードとなっていくと考えます。立ち作業は日本ではまだまだ知名度はありませんが、アメリカでは取り入れている企業が増えつつあります。日本でも立ち作業を取り入れていくようになるとみています」とし、「健康に良く、かつ効率化ももたらす立ち仕事という新しい需要が生まれつつあります。そうした流れを後押しする製品を提供していきたいと考えております」と語った。