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<不動産業界新たな試み>サービス不動産委員会 ソフト力向上に取り組む不動産会社が参加「サービス不動産meeting」開催

2015.09.21 17:53

 郵船不動産(東京都中央区)や田町ビル(東京都港区)など、20社で構成されるサービス不動産委員会(不動産をソフト力でバリューアップすることを目指すビルオーナーが集い、お互いのソフト力を向上させることを目的として活動する組織)は11日、今年度第1回目となる「サービス不動産meeting」を開いた。
 「サービス不動産meeting」は平成24年から活動を展開し、不動産賃貸経営におけるソフト面のテナントサービスについて、会員メンバーによる自社の取り組みの発表や情報交換等を通じて、より良いソフト面のサービスのあり方を検討している。今年4月には、オフィスビルにおけるソフト面での対応やテナントサービス、顧客満足度向上についてのガイドラインとなる「サービス不動産ガイドライン~『win―win building』の作り方~」(第2・0版)を策定。このガイドラインは同組織の会員企業7社が実際に自社で試し、蓄積してきた「良いサービスを提供するための体制づくり、テナントの声を聞く工夫、満足度を向上させるための具体策、あの手この手での満足度確認方法」などについてのノウハウをまとめたものだ。
 11日に行われた勉強会では、郵船不動産の村田理氏の挨拶の後、今回参加の18社のなかから同組織の新規会員が「自社のソフト面での取り組み」について発表した。また、郵船不動産をはじめとする既存会員からも、「内装承継で三社ともwin―winになった事例」、「ソフト面でのBCP対策」などに関する事例紹介が展開された。郵船不動産の村田氏によれば、新規会員のノウハウなど加筆し、更に内容を拡充した前述の「サービス不動産ガイドライン」の改定版を策定すべく、会員メンバーでの検討を継続して行っていくとしている。この「サービス不動産meeting」は年末までに第2回の勉強会を開催する予定だ。




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