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日立製作所/日立ビルシステム 新エレベーターモデル「HP-1」を開発
2015.09.14 10:52
日立製作所(東京都千代田区)と日立ビルシステム(東京都千代田区)は、日立の昇降機製品やサービス全般に関する基本コンセプト「HUMAN FRIENDLY for Hitachi Elevators/Escalators(以下HUMAN FRIENDLY)」を具現化したエレベーターコンセプトモデル「HF‐1」を開発した。同製品は利用者に心地よい上質な空間を提供するため、かご内の空間全体や細部のパーツに至るまで圧迫感を感じさせない丸みを帯びたデザイン、視認性を高める縦長液晶ディスプレイなどが採用されている。
「HUMAN FRIENDLY」とは、人間の無意識の行動に先回りして応えるデザインとインターフェース技術を融合させた日立の昇降機製品やサービス全般に関する基本コンセプトである。普段昇降機を利用する際、人間が無意識に期待する「スムーズで安全な移動」「利用時の快適性」などに対応した、誰にでも利用しやすい昇降機の開発をめざし、今年7月に策定した。
今回開発した同製品は、「HUMAN FRIENDLY」を具現化したエレベーターのコンセプトモデルとして、世界的なプロダクトデザイナーである深澤直人氏がデザインと監修を担当している。従来から搭載してきた安全・安心・快適機能に加え、角を極力排除した丸みを帯びたかご内とする事で、利用者が無意識に寄りかかった際に「優しさ」「親しみ」などの心地よさをもたらすデザインが採用されている。また視認性を高める縦長液晶ディスプレイにより、自分が乗っているエレベーターの現在位置を直感的に認識させる事で、目的階に到着するまでの動きをイメージしやすくした。時刻に合わせて照明の色調を変化させる機能も有している。今後日立は「HUMAN FRIENDLY」のコンセプトに沿った次世代のエレベーター・エスカレーターの開発を進めるとともに、サービスメニューの拡充についても図っていく考えだ。