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OPTILED LIGHTING 「サイネージ事業部」設立
2015.09.07 17:26
拡大する国内市場に対応
OPTILED LIGHTING(東京都台東区)はデジタルサイネージシステムを販売するサイネージ事業部を設立し、1日より事業を開始した。取り扱う製品は主にLEDスクリーンビジョン「Impactシリーズ」とカラーLED「FS25」で、種類は順次拡充する予定である。製品の供給元は同社のグループ企業であるLEDスクリーン専業メーカーのLighthouse Japan(東京都港区)。
OPTILEDグループは香港、アメリカ、ヨーロッパ、中国、シンガポール、日本に拠点を置き、世界の各地で省エネ・環境改善のためのLED照明製品を開発・生産・販売しているLED照明専門メーカーである。光源から完成品まで一貫して生産することで、ユーザーが求めやすい価格帯で最高品質の製品を提供している。平成20年に日本にて事業を開始して以来、LED直管蛍光灯の分野では常にトップクラスのシェアを獲得している。
国内デジタルサイネージ市場は富士キメラ総研(東京都中央区)の報告書「デジタルサイネージ市場総調査2013」によると成長を続けており、平成24年は822億円で前年比111・1%に達し、オリンピックが開催される平成32年には2520億円にまで拡大することが予想されている。この拡大するニーズに応えるべく、OPTLED LIGHTINGはデジタルサイネージシステムの供給を開始した。
同社は今月からの新事業開始に先駆け、今年4月24日にリニューアルオープンしたイトーヨーカドー古淵店(東京都葛飾区)にLEDスクリーンビジョン「Impact10」、カラーLED「FS25」、同社既存製品の間接照明「CabLED」を導入。
導入後、同店舗からは「店内でお客様がいらっしゃるのを受け身で待つのではなく、自分達で情報を発信できるため、社員並びにスタッフの意識が変わってきたように感じる」、「情報を外に打ち出せるようになり、今まで興味を持っていなかったお客様を集客できるようになったのではないか」などの感想が上がっている。
同社は発売後1年でLEDスクリーンビジョン「Impactシリーズ」は500パネル、カラーLED「FS25」は500本の販売を目標としている。