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阪急電鉄 個室ブース型の小規模オフィスを増床

2015.09.07 17:31

 阪急電鉄(大阪市北区)では、昨年11月に会員制スタートアップ支援オフィス「GVH♯5(ジー・ブイ・エイチ・ファイブ)」を梅田の「阪急ファイブアネックスビル」に開業した。また、今年3月には、創業間もない成長志向の新興企業に特化したファンド「梅田スタートアップファンド1号」を組成し、7月にその第1号となる企業への出資を開始するなど、関西における新産業の創造や地域活力につながる、新しいビジネスの立ち上げを目指すスタートアップの支援に取り組んでいる。
 こうした中、会員制スタートアップ支援オフィス「GVH♯5」開業の反響も大きく、現在(8月26日時点)、12社、27名の会員が利用するなど順調に会員数が増加している。会員数の増加を受け、同ビル内に1フロアを増床して個室ブース型の小規模オフィス「the hive」を拡張整備し、1日より運用を開始した。これにより、会員制スタートアップ支援オフィス「GVH♯5」の個室ブース型の小規模オフィスは、これまでの5室に加えて、新たに最大で8室(2名~12名)の小規模オフィスを提供し、約40名の会員の受け入れが可能となっている。
 阪急電鉄では、「GVH♯5」の個室ブース型の小規模オフィスの拡張を機に、スタートアップを希望する人に対する起業環境の一層の充実を図り、梅田を舞台にした良質なスタートアップコミュニティの形成支援に努めていく。




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