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NTT都市開発 外国人向けシェアオフィス・サービスアパートメント内覧会開催

2015.08.03 11:39

 NTT都市開発(東京都千代田区)は7月28日、既存の建物をコンバージョンによって外国人観光客・ビジネスマン向けのシェアオフィスとサービスアパートメントで構成する複合施設「HIVE TOKYO」のメディア内覧会を開催した。
 同ビルはSRC造で地上10階建て。貸主・企画はNTT都市開発、運営はリアルゲイト(東京都港区)が行う。平成4年に竣工したビルをコンバージョンし、新たにシェアオフィスとサービスアパートメントとした。働く場と暮らす場を兼ねた新しいワークスタイルをコンセプトに据えている。外国人向けということでバイリンガルのスタッフを配置する。
 2階・3階にはSOHOタイプとサービスオフィスタイプ、4階はアパートメントタイプの部屋を用意。これらの部屋には家具が備え付けられており、カバン一つで中長期滞在ができる。7階・8階はプレミアムオフィスタイプとなっており、こちらの部屋は自分好みのインテリアとレイアウトを楽しめるよう家具は備え付けられていない。入居者は壁を塗ることや床を張ることも可能だ。10階には固定デスク4席・フリーデスク8席からなるシェアオフィスタイプにしつらえた。
 9階は利用者が集まり交流することができるロビーとコミュニティテラスとなっており、テラスからは靖国神社の豊かな自然が目の前に広がっている。今の時期ならビルの谷間に沈む夕日を眺めることができ、春になれば満開の桜を眼下に見ることもできる。「この眺望が当施設の一番の武器」とNTT都市開発ビル事業本部開発戦略部の宗慎一郎氏は語る。
 同物件はNTT都市開発の若手社員による部署横断チームが中心となって進められたプロジェクトであり、同社は「今までのターゲット・スケールと違う実験的なプロジェクト」と位置付けている。プロジェクトの担当者である宗氏は「日本に進出したい若い力やベンチャー精神を持った方に集まってもらい、『HIVE TOKYO』を足掛かりとして将来的には当社の大規模なオフィスビルに入居してもらえるような大企業へと成長してほしい」と展望を述べた。




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