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オフィス開発ラッシュのアキバに1棟シェア・コワーキング「fabbit AKIBA」
2019.10.28 14:24
スタートアップ企業支援とコワーキングスペース運営を展開するfabbit(東京都千代田区)は、9階建てのビル1棟すべてがシェアオフィス・コワーキングスペースとなる「fabbit AKIBA」を2020年春にオープンする。
同施設は「秋葉原」駅から徒歩3分。1階が会員専用の応接スペースと会議室2室、2~7階および9階が全92室の個室エリア、8階が59座席のコワーキングスペースとなる。秋葉原において、新たなスタートアップ企業がイノベーションをめざす拠点となることを目指し、異文化・異業種の交流ができるイベント・交流会や、入居者への情報提供、企業や投資家とのマッチングなどの支援も行う。
秋葉原は電気街だけでなく、サブカルチャーの聖地としても世界的に有名なエリアとなった。2000年に東京都が発表した「東京構想2000」では「秋葉原をIT産業の世界的拠点にする」というガイドラインが発表されるなどIT産業を注視した街づくりが進められており、IT関連のベンチャー企業の拠点としても非常に魅力的な土地と言えよう。また、「東京」駅から2駅という利便性の高い立地に加え、JR山手線・京浜東北線・総武線、東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレスの複数路線も利用可能。オフィスニーズも高く、ビジネスの拠点として恵まれた地域だ。
fabbitは、政府の提唱する「日本再興戦略2016」の趣旨に賛同し、スタートアップ・ベンチャー・中小企業の第二創業の支援とコワーキングスペースの運営を推進。今後も国内外へ展開を広げ、「拠点数500か所・会員数10万人」を目指す。