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ヤマハ 新開発の音場壁パネルでより自然な響きを実現した防音室

2015.06.08 13:49

 ヤマハ(浜松市中区)は、防音室「AVITECS(アビテックス)」で好評のルームタイプ「CEFINE2.(セフィーネ2.)」および「CEFINE2.ev(セフィーネ2. イーブイ)」を統合した新シリーズとして、「セフィーネ NS(エヌエス)」を7月24日より全国で発売する。
 同社では、簡単組み立て、高い遮音性能、低廉な価格が好評の防音室「アビテックス ミニ」を平成10年2月から発売。その後、後継として同製品を改良してデザイン性を向上させた「アビテックス セフィーネ」シリーズを平成17年3月から発売。さらに、改良型の「アビテックス セフィーネ2.」を平成19年2月から発売。その低価格ラインアップ「アビテックス セフィーネ2. イーブイ」を平成22年3月から発売し、好評を得ている。
 今回の新製品「アビテックス セフィーネ NS」は、「セフィーネ2.」と「セフィーネ2. イーブイ」を統合した新シリーズとなっている。調音パネルと吸音パネルを一体化したシン開発の音場壁パネルにより「NS(Natural Sound)」と名付けているように、より自然な響きに近づけた音場を実現。また、調音パネルを大型化して内部の音響共鳴管を長くすることで、低域の調音効果を改善した。広さのバリエーションは、管楽器・弦楽器・声楽に最適な0・8畳、1・2畳、1・5畳の3タイプ、アップライトピアノ向けの2・0畳、2・5畳の2タイプ、グランドピアノも設置できる3・0畳、3・5畳、3・7畳、4・3畳の4タイプ、計9タイプの広さを用意した。なお、壁高は2000mm・2200mmのタイプ(0・8畳タイプは2000mmのみ)があり、遮音性能はDr―40の2タイプから選択することができる。
 また、調音パネル2枚の間に挟まるように設計された吸音パネルには、取り外し可能な吸音材を6枚内蔵。吸音パネル表面のグリルネットを外して、吸音材の枚数や外す位置を調節することで、自分の好みに合わせた響きの微調整ができる。加えて、オプションの音場天井パネル「OJTPS」を併用することで、より広い範囲での音響調整が可能となっている。
 設置方法としては、設置現場で組み立てるジョイント方式の高精度なパネル工法を採用。0・8畳から4・3畳までの9タイプすべてにFix窓パネルを搭載し、ドアパネル1枚のサイズとFix窓パネルもしくはFix窓パネル1枚+横幅2分の1壁面パネルのサイズが同じになるように規格を統一。設置する部屋のレイアウトに合わせて、ドアやFix窓の位置を自由に組み替えることができる。引っ越しなどで移設する際にも、新しい部屋のレイアウトに合わせてドアやFix窓の位置を変更可能。さらに、壁の高さは2000mmと2200mmの2種類から選択ができ、オプションで2つめのドアの取り付けが可能。防音室内の通り抜けができるなど、自由度が向上し、部屋に合わせた防音室を作ることができる。




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