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三井不動産 台湾でアウトレット開発を加速
2018.10.09 16:32
12月に台湾初の港湾エリアでオープン
三井不動産(東京都中央区)は、1日に台湾アウトレットモール事業のプロジェクト会社「三南奥特莱斯股□(□はにんべんに分・以下同)」を通じて、台湾中部最大級のアウトレットモール「三井アウトレットパーク 台中港」を11月下旬より一部店舗の営業を開始し、12月12日にグランドオープンする予定であることを発表した。
また2日には、同プロジェクト会社を通じて土地管理者である台湾交通部鉄道局(台湾新北市)と「高速鉄路台南車站特定区事業発展用地開発経営契約」を締結した。こちらの施設は「(仮称)三井アウトレットパーク 台南」となり、第1期の着工は2020年、オープンは2022年で、第2期の着工は2023年、開業は2025年を予定している。両モールの開業により、同グループが台湾で運営・計画するショッピングモールは3施設となる。
「三井アウトレットパーク 台中港」は、成長著しい台湾第二の都市「台中市」に位置し、「台湾で初めて港エリアに開発される」本格商業施設。台中港フェリーターミナルと隣接し、台中空港から約9km、高速道路のインターチェンジや幹線道路からアクセスの良い交通利便性の高い立地でもある。延床面積は6万㎡で、店舗数は170店舗。
「(仮称)三井アウトレットパーク 台南」は、台湾3大都市圏の1つである南部都市圏に属し、台南市の中心部から南東へ約16km、高雄市の中心部から北へ約41kmに位置する。新幹線「台南」駅、在来線沙崙(サルン)線「沙崙」駅に近接し、高速道路のインターチェンジからのアクセスも良い交通利便性の高い立地でもある。延床面積は、第1期開業分が6万㎡、第2期が2万㎡となっており、店舗数が第1期が160店舗、第2期が60店舗となっている。