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森ビル 「六本木ヒルズ」などでトヨタ「i-ROAD」の実証事業をスタート
2015.05.18 10:11
森ビル(東京都港区)は7日、トヨタ自動車(愛知県豊田市)が、人・街・社会に優しい移動の実現を目指し開発したパーソナルモビリティ「TOYOTA ⅰ-ROAD」の本格的な実用化に向け、7月より実施する「OPEN ROAD PROJECT」に、同社が運営する大規模複合施設「六本木ヒルズ」、「虎ノ門ヒルズ」、「アークヒルズ」において協力することとなった。これは、都市づくりを手掛ける同社が、都市のあるべき姿を考え、イノベーションを生み出していく未来の都市づくりへの挑戦の一環として取り組むものである。 近距離用途での使用を想定する「TOYOTA ⅰ-ROAD」は、最も手軽で快適な移動手段として期待が寄せられており、軽やかな外観も含めて今後の都市に求められる多様性を実現するもの。このシステムのオープンイノベーションプロジェクト「OPEN ROAD PROJECT」において、同社では「六本木ヒルズ」、「虎ノ門ヒルズ」、「アークヒルズ」の敷地内に「ⅰ-ROAD」専用の駐車スペースを新設。「ⅰ-ROAD」の小型性を生かし、一般的な自動車では駐車ができない空きスペースを有効活用する。また、駐車スペースには電源(一般家庭用100V)を設置し、「ⅰ-ROAD」が目指す充電ストレスの軽減をサポートする。