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住友商事ほか テラススクエア8割内定で開業
2015.05.18 10:22
住友商事(東京都中央区)、博報堂(東京都港区)、三井住友海上火災保険(東京都千代田区)、大修館書店(東京都文京区)および安田不動産(東京都千代田区)が5社共同で開発を進めてきた東京・神田錦町の大規模ビル「テラススクエア」が今月15日に開業した。 同ビルは地上17階地下2階、延床面積5万2850・49㎡の商業施設・カンファレンスホール・オフィスからなる複合ビル。4階から17階のオフィスゾーンは約8割のテナントが内定しており、パシフィックコンサルタンツ(東京都多摩市)や旭化成アミダス(東京都中央区)など、計5社が今年7月より順次入居する予定だ。また1、2階の商業施設ゾーンには10店舗が出店。3階カンファレンスホールはティーケーピー(東京都新宿区)が運営を担う。
同ビルは最新の性能を持つオフィス空間を持つとともに、建物の足下にはテラス席のあるカフェやレストランに面した1000㎡超の広場を用意。バードバスを配置して生物多様性に配置するなど、街に豊かな緑と賑わいをもたらす空間になっている。また、博報堂旧本館を復元。博報堂とプロント(東京都港区)のコラボレーションカフェを運営。飲食店と連携した都市型農園「テラスファーム」も設置し、農園で野菜等を栽培。各店舗が調理に活用する。