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<大阪/愛知>野村不動産 高機能型物流施設「Landport」シリーズ初関西・中部圏で開発計画着手

2015.05.18 10:25

 野村不動産(東京都新宿区)は、物流施設事業「Landport」シリーズ初となる関西圏および中部圏での開発計画に着手したことを今月11日に発表した。同社はこの2物件を皮切りとして地方での事業展開にも注力し、首都圏とあわせて年間5棟の開発を目標にするとしている。
 関西圏初となる物件は、大阪市中心部から約20km圏という立地の大阪府高槻市で開発が計画されており、最寄りICは名神高速道路「茨木」IC(約9・3km)。さらに平成31年に共用開始予定の新名神高速道路「高槻」ICより約6kmとなる予定だ。
 中部圏初となる物件は名古屋市中心部から約15kmという立地の愛知県小牧市で開発が計画されており、最寄りICは東名高速道路・名神高速道路・名古屋高速小牧線の結節点である「小牧」IC(約4・5km)となっており、周辺地域のみならず中部圏や北陸圏の広いエリアをカバーできる物流適地である。
 施設計画については、両物件ともに多様なテナントニーズへ分割可能なマルチテナント型とする。また、施設内のワーカーに配慮したアメニティスペースの充実を図り、環境負荷低減とテナントのランニングコスト削減のため、倉庫内を含めた全館でLED照明を採用するとしている。
 野村不動産グループでは企業の物流効率化をサポートするため、立地や仕様、作業環境を追求した大規模高機能型物流施設「Landport」シリーズを、平成19年竣工の「Landport厚木」以降、合計7物件開発、供給した実績がある。




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