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住友倉庫 大阪南港地区に最先端物流施設開業
2015.04.20 16:22
免震・非常用電源、環境配慮型設備を採用
住友倉庫(大阪市北区)は、大阪市住之江区において建設中であった倉庫が竣工し稼働したことを発表した。
同倉庫は南港地区咲洲に位置し、「阪神高速湾岸線南港北インター」に至近で、関西国際空港や大阪市街地へのアクセスにも優れており、多様なニーズに応えることができる物流拠点として利用することができる。
同倉庫に免震構造を採用。非常用電源を設置するなど、災害に強い仕様となっている。また、同倉庫は建築環境総合性能評価システム(CASBEE)Aランクを取得しており、全館LED照明を採用する等、環境負荷の低減も図っている。さらに、現在複数の拠点で取り扱っている電子部品を同倉庫に集約することにより、物流の効率化及びCO2削減を図る予定となっていることから物流総合効率化法に定める「総合効率化計画」の認定も受けている。
同社グループでは、平成28年度を最終年度とする5カ年の中期経営計画に基づき、国内物流拠点の整備・拡充を進めている。同社は今後も物流事業の強化を図るとともに、これまで以上に高品質な物流サービスを提供していくという。