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日本製粉 千駄ヶ谷五丁目北地区の再開発事業 東京都が認可、平成29年より着工へ
2015.04.06 12:54
日本製粉(東京都渋谷区)は三菱地所(東京都千代田区)と共同で進めている「千駄ヶ谷五丁目北地区第一種市街地再開発事業」が東京都から施工を認可され、来年8月を目処に本社ビルを千代田区麹町に新築・移転すると発表した。
同再開発事業は現在の同社本社ビル、隣接する日本ブランズウィックビル(三菱地所所有)、新宿パークビル跡地(三菱地所所有)にオフィス、商業施設、公共施設などで構成する共同ビルを建設する計画であり、平成29年4月着工、平成31年8月竣工の予定だ。
同社本社ビルでは老朽化が進む一方で、容積率から現在と同規模の建替が難しい状況だった。今回の再開発事業計画に参画することで、容積率が600%から900%と5割増しとなり土地の高度利用が図られ、従来に比べ評価も格段に向上するという。
同社保有分については、賃貸などの不動産事業を展開する計画だ。