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三菱地所 「新広島ビルディング」竣工 広島4件目の開発が完了
2019.11.05 16:03
三菱地所(東京都千代田区)は、広島市中区幟町で開発を進めてきた「新広島ビルディング」が、10月31日に竣工を迎えた。竣工時点で満室稼働。
「新広島ビルディング」は、広島市中心部の主要道路である「相生通り」に面し、広島電鉄線「胡町」駅徒歩1分のオフィス中心地区に位置する。建物外観は、街並みとの調和を意識しつつ、オフィスビルとしての端正さ・グレード感を演出するため、シャープな縦ラインを強調したデザインとした。
建物は敷地面積1090㎡、延床面積1万1480㎡、地上14階建ての鉄骨造。建築基準法が定める耐震性を1・25倍上回る設計とするなど高い防災性能を備えたほか、環境への配慮を意識した機能も導入。省エネ・低炭素化に貢献するビルとしている。
オフィスフロアは基準階有効面積約173坪、天井高2・8m、奥行11mという開放的な空間で、グリッド天井システムの採用により開放的な無柱空間を確保し、自由度が高くレイアウト効率に優れた設計とした。
1~2階には日本国内最多の150拠点以上を展開するレンタルオフィスを運営する「リージャス」が入居。大企業からスタートアップまで、さまざまな企業のオフィスニーズに対応する。
さらにビル内駐車場にはタイムズ24(東京都品川区)が提供するカーシェアリングサービス「タイムズカーシェア」を導入。テナント企業の効率的な社用車運用やビジネスにおける円滑な移動をサポートする。
三菱地所の広島市内におけるオフィスビル開発は、1989年竣工の「広島パークビル」、1994年竣工の「NHK広島放送センタービル」、2009年竣工の「広島鉄砲町ビルディング」に続き、本物件が4棟目となる。
三菱地所では、「新広島ビルディング」を含めグループの不動産開発・運営に関するノウハウ・総合力・実績を生かし、益々発展する広島市中心部における「まちづくり」に貢献する開発事業に今後も積極的に取り組んでいくとしている。