週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
第一興商「ビッグエコー」のオフィス利用サービス「オフィスボックス」を全店舗に導入
2019.11.05 16:05
”カラオケボックスで働く”が当たり前に?
第一興商(東京都品川区)は、同社が運営するカラオケルーム「ビッグエコー」において、カラオケルームをワークスペースとして提供するサービス「オフィスボックス」を全店に導入した。併せて「オフィスボックス」の法人提携サービスを開始した。
「ビッグエコー」では、働き方改革・生産性向上に向けた取り組みの一環として、2017年4月から「オフィスボックス」を展開している。カラオケルームは周囲の目を気にすることなく会話や電話ができ、机に広げた資料を第三者に見られる心配もないことから好評を得てきた。都心、駅前に多く店舗を展開している立地メリットも強みに、全国主要ビジネスエリアを中心に導入してきた。
今般、こうした実績をベースに全店に拡大し、安価な価格設定で予約不要の利用を促進。利便性に優れ、密室性も高い個室空間をより多く提供することで、テレワークのさらなる促進を図る。
同時に開始される法人提携サービスは、専用アプリの提示によって利用ごとの会計が不要となり、料金は提携企業に一括請求される。毎回の経費精算業務がなくなり、利用状況の確認による勤怠管理上の効果が見込めるなど、経理・総務業務の負担軽減につながる点もアピールする。
さらに、利用1人ごとに料金が発生する「基本プラン」に加え、5名以上で会議室として利用できる「会議室プラン」を導入した。
同社では、今後も働き方改革・生産性向上に向けて取り組んでいきたいとしている。