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<業界の注目企業>日本リージャス 低価格と好立地を両立したレンタルオフィスを日本橋箱崎町で開設
2015.02.23 12:44
世界100カ国で2000拠点以上のレンタルオフィスを展開するリージャスグループ。その日本法人・日本リージャス(東京都新宿区)は16日、同社が展開するレンタルオフィスブランド「オープンオフィス」では22拠点目となる「オープンオフィス日本橋箱崎」を開設した。
日本リージャスでは、多言語対応の受付スタッフをはじめとする高品質なサービスとハイクオリティな設備・内装が特長のレンタルオフィスブランド「リージャスビジネスセンター」を、全国の主要なオフィスエリアに立地するハイグレードビルで展開。これまでに44拠点を開設してきた。これに加えて同社では、運営オペレーションの効率化を図ることで恵まれたオフィス立地にありながら低価格帯を実現したレンタルオフィスブランド「オープンオフィス」をラインアップに追加し、グローバルなビジネスを展開するワーカーからオフィスの固定費を抑えたい起業家まで、幅広いニーズに対応している。今回開設された「オープンオフィス日本橋箱崎」は、「オープンオフィス」ブランドとしては日本橋周辺エリアでは3拠点目となる。東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅より徒歩2分という好立地にあり、成田空港・羽田空港へのアクセスに有利な東京シティエアターミナル(T|CAT)からも徒歩圏内と優れた環境を有している。同社代表取締役の西岡真吾氏は、今回の「オープンオフィス日本橋箱崎」の開設について次のように話す。
「日本橋箱崎町は日本IBMのかつて本社事務所として機能していた大規模事業所が所在するなど、都内でも有数のIT企業の集積地です。『オープンオフィス日本橋箱崎』は従前よりレンタルオフィスとして機能していたフロアを事業継承する形で開設したもので、各個室は完全に仕切られておらず、天井付近に開口部を設けています。これにより、当施設は全23室が窓を設けていないレイアウトなのですが、室内は圧迫感を与えない空間を実現しました」
施設内は1名用から4名用までの個室を用意しているほか、入居者が利用することのできる会議室を完備。「オープンオフィス」ブランドのレンタルオフィスはエントランス部分にタッチパネル式の案内ディスプレイを設置し、無人による来客対応を実施している。また、エントランスホールと各個室の間にはカードによる24時間警備を行い、セキュリティ体制は万全だ。施設内は無線LANサービスを提供しており、利用者は申し込んだその日から業務に専念することができる。利用料金は月3万円台からと、起業間もないワーカーにも入居しやすい低価格帯が大きな魅力といえる。
日本リージャスでは「オープンオフィス日本橋箱崎」の開設に続き、3月には八重洲、4月には新宿ならびに秋葉原で、それぞれ「リージャスビジネスセンター」の開設を予定するなど、積極的な出店展開を行っている。西岡社長は「当社が手掛けるレンタルオフィスはハイクオリティなビジネス環境を求めるニーズから、コストを抑えてオフィスを開設したいというニーズまで幅広い利用者の声にお応えできるラインアップを用意しています。このため、一つのエリアでもタイプの異なる拠点を複数構えることが可能になると同時に、立地条件やコストなどの利用者側のオフィスに対する要望に応じたご提案をすることが可能になりました。今後は八重洲・秋葉原・新宿での『リージャスビジネスセンター』開設を控え、出店ペースは昨年を大きく上回っています。それだけレンタルオフィスという業態そのものや、フレキシブルなワークスタイルが日本国内でも浸透してきていると改めて感じており、有望な立地への出店を継続して行うとともに、ビルの付加価値向上を目指すオーナーに対しての訴求を積極的に行う考えです」と述べている。