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ヴァイサラ デマンド制御空調のCO2計測に最適特殊センサー搭載で安定運用が可能に
2015.02.16 13:47
ヴァイサラ(東京都新宿区)は、標準的なデマンド制御空調における二酸化炭素(CO2)計測向けに設計された「GMW80シリーズCO2温度変換器」を9日より発売している。
同社が展開している「GMW80シリーズ」は、低発熱のマイクログロー光源を採用し、信頼性と安定性が向上した特殊CO2センサーを搭載している。このセンサーは従来のセンサーに比べて消費電力が低減されるため、機器の自己発熱が抑えられ、温度計測に影響を与えにくい。これにより、CO2計測と同じ変換器筐体で温度を正確に計測することが可能となった。また、搭載している特殊CO2センサーによる赤外線のCO2吸収波長とリファレンス波長を検知し、常時比較して自動補正することで光源劣化による影響を排除している。このため、工場やオフィスビル、商業施設のほか、ホテルや病院といった365日連続で稼働する施設においても長期にわたって安定した運用が可能となり、メンテナンスに関する運用コストも抑えることが可能となっている。
また、迅速かつ簡単な設置を実現するため、「GMW80シリーズ」は端子台が付いたバックプレートと、回路部分が付いたカバーに分かれるように設計されている。事前にバックプレート上の端子台で配線のみを進めることができるため、後からカバーを設置することが可能。設置に要する時間が短縮され、複数台導入する場合に発生する設置コストを削減することができる。