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三井不動産 「最優秀賞 日本経済新聞賞」を受賞
2015.01.12 14:15
三井不動産(東京都中央区)が進めるスマートシティ戦略のフラグシッププロジェクト「柏の葉スマートシティ」(千葉県柏市)が、日本経済新聞社(東京都千代田区)主催2014年日経優秀製品・サービス賞において「最優秀賞 日本経済新聞賞」を受賞した。
「日経優秀製品・サービス賞」は毎年1回、特に優れた新製品・新サービスを表彰するもので、日本経済新聞社が独自に候補となる製品・サービスを選定し、審査委員会で35点前後の受賞製品・サービスが決定される。今年は約2万点の中から柏の葉スマートシティが「最優秀賞 日本経済新聞賞」に選出された。
「柏の葉スマートシティ」は、2005年から三井不動産が千葉県柏市・つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅周辺において、公・民・学が連携して「環境共生」、「健康長寿」、「新産業創造」の実現を目指し、開発を行っている課題解決型の街づくり事業だ。昨年7月8日、駅前中核街区として開発していた「ゲートスクエア(GATE SQUARE)」がグランドオープンしたことにより、街のコミュニティに豊かな自然と最先端の環境技術が融合した「世界の未来像をつくる街」が本格的な街びらきを迎えた。
今回の受賞は、「商業施設・オフィス間での電力融通や創業支援のためのオフィス設置など、従来の郊外開発にはない先端機能が盛り込まれ、近接する東京大学や千葉大学と連携し、研究成果事業化のためのプロジェクトも進行している。街を挙げて、新産業の育成と雇用の創出に取り組んでおり、全国にあるスマートシティプロジェクトの中でも屈指の規模と機能を備えている」点が評価された。