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シンクロ・フード 「飲食店.COM」登録店舗4012件を調査 飲食店舗のエリア別・駅別賃料動向
2014.12.15 11:52
シンクロ・フード(東京都渋谷区)は9日、同社が運営する飲食店の出店開業・運営支援サイト「飲食店.COM」において、9月~11月に同サイト上に登録された飲食店物件から、エリア別の賃料(坪単価)の動向と駅別の坪単価が高い駅ランキングを発表した。調査対象は重複のあった物件を除き4012件。
今回の調査結果は次の通り。9月~11月の飲食店物件の賃料(坪単価)は、前年同期比で102%に上昇。エリア別では、東京都23区が103・5%、東京都下(23区除く)で91・6%、神奈川は105・7%、埼玉は104・5%、千葉は100・9%となった。同社によると「この傾向は今年4月に適用された消費税増税が飲食店物件などの事業者向け物件に適用されたことにより、多くの空き物件の新賃料に消費税増税分が反映されたことが大きく影響していると思われる」という。また唯一の減少となった東京都下エリアについては、前年同期に吉祥寺などで好立地・極小面積の極端に坪単価が高い物件が出回っていたためで、それら数件の物件を除けば数値は上昇に転じている
また、駅別の坪単価ランキングでは1位が「明治神宮前」で坪3万3043円を記録。2位に「原宿」で3万2217円。以下、3位が「東銀座」、4位「表参道」、5位「銀座」、6位「麻布十番」、7位「六本木」、8位「自由が丘」、9位「新橋」、10位「恵比寿」となった。ただ、同社の分析では「上位10駅のうち9駅で賃料(坪単価)が上昇しているものの、一方で、消費税率の増税分の3%を超えて上昇した駅が5地点に留まることから消費税増税分以上に賃料(坪単価)が上昇した物件の数は、一部集客力のある駅を除いては限定的であると思われる」という。