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NTT都市開発 東京都が推進する高齢者住宅事業の事業者に決定

2014.12.15 11:56

 NTT都市開発(東京都千代田区)は4日、同社が計画中の「練馬関町つなぐTOWNプロジェクト」が、東京都の「一般住宅を併設したサービス付き高齢者向け住宅整備事業」の第2.期事業者に決定したと発表した。具体的な開発計画は分譲マンションが「(仮称)ウェリス練馬関町」で地上6階建て。サ高住は「(仮称)ウェリスオリーブ練馬関町」で地上4階建て。全体開発面積は6324・04m2となる。竣工は平成28年夏頃を予定。 
 同事業は、多様なニーズを持つ高齢者が様々な居住者とのふれあいや地域とのつながりを通じて、安心して生きがいを持って住み続けられる住宅として(1)と(2)のコンセプトを満たすものをモデル的に整備する事業として、東京都が設計費・整備費の補助を行い、有効性を検証するもの((1)高齢者が身体状況や生活形態に応じ、自立し安心して暮らすことができる住宅、(2)高齢者が、様々な居住者や地域住民と交流することによって生き生きと暮らし、災害時にも安心して助け合うことができる住宅)。このコンセプトに従い、同社では「ご家族をつなぐ多世代永住の住まいづくり」をテーマに分譲マンション隣接地にサービス付き高齢者向け住宅を同時開発し、分譲マンション購入者が将来の高齢化に備えられ、また親との近居を可能にする等、同社がこれまで培ったノウハウとNTTグループの総合力とで多世代永住の新たな形を提案するという。




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