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三菱地所 マルチテナント型物流施設竣工
2014.11.24 16:24
三菱地所(東京都千代田区)は、福岡県糟屋郡久山町において同社初の単独物流施設として開発を進めていた、地上4階建て延床面積約4万㎡のマルチテナント型物流施設「ロジクロス福岡久山」が竣工したことを発表。
同物件は、九州最大の消費地である福岡市に加えて北九州市等の周辺都心部への配送もカバーできるほか、九州自動車道「福岡インターチェンジ」まで至近であるため、九州全域への広域配送拠点にもなり得る立地に誕生。最新の物流施設の仕様を備えると共にワーカーの職場環境に配慮した施設計画としており、1階における両面バースの設置や、汎用性のある天井高や床荷重を基本スペックに有することで、入居者の幅広いニーズに対応できるほか、停電時においても事業継続を図るべく、非常用発電機を設置するなどBCP対策を講じている。
これらの点が評価され、日本政策投資銀行(東京都千代田区)による「DBJ Green Building 認証制で極めて優れた『環境・社会への配慮』がなされたビル」として認証を付与された。
また、同物件においては再生可能エネルギーの普及促進に向けた取り組みとして屋根上に最大出力約 0・7MWの太陽光パネルを設置する予定であり、同社としては、今後も環境への配慮と環境負荷低減を実践することにより、持続可能な社会の実現に貢献していくとした。