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ダイキン工業 年間運転効率が大幅に向上

2014.10.27 13:59

 ダイキン工業(大阪市北区)は、建物全体のエネルギー消費を正味ゼロにするネット・ゼロ・エネルギー・ビル(以下、ZEB)の実現に向けて、年間運転効率が大幅に向上したビル用マルチエアコン「VRV X」シリーズ(22・4kW~118・0kW 全18機種)を来年3月2日より発売するとした。
 同製品では、運転効率を大幅に向上した「新型スクロール圧縮機」と、必要な負荷をリアルタイムに把握して冷やしすぎや暖めすぎを低減する「全自動省エネ冷媒制御」の採用により、低負荷時の大幅な高効率化を実現。さらに待機電力を従来比15%削減し、年間のトータル消費電力量を従来比約20%削減。また新形状プロペラファンの搭載により、室外機内の風通りを良くすることで熱交換効率を向上し、高温時での能力低下を抑える。外気温度にかかわらず安定して電気部品を冷却できる独自の冷媒冷却回路を搭載し、冷房運転可能な外気温の上限を従来機の43度から50度まで拡大。ヒートアイランド化している都市圏や熱のこもりやすい狭いスペースなどの過酷な設置状況でも、安定した連続運転を実現する。
 配管接続においては室外機を出て1つ目の分岐から最も遠い室内機までの距離を従来の40mから90mまで拡大し、1フロアの面積が広い建物でも1系統での展開が可能に。さらに、室外機に接続できる室内機の容量を従来の最大130%から200%まで拡大。配管や室内機接続の自由度を拡大することで、より多様な設計ニーズに応える製品となっている。




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