週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

サッポロ不動産開発 銀座4丁目交差点角の開発が来年2月着工 

2014.10.20 16:42

日産自動車・サッポロライオンが再入居予定
 サッポロ不動産開発(東京都渋谷区)は8日、同社とつゞれ屋(東京都中央区)が中央区銀座5丁目において共同で建替えを行っている「銀座5丁目再開発計画」の概要が決定したと発表した。
 「銀座5丁目再開発計画」は、銀座の中心である銀座4丁目交差点に面する敷地面積約644㎡において、両社が共同で複合商業施設の建設を行うもの。現在は従前の建物を解体中であり、新築建物の着工は平成27年2月、竣工は平成28年5月を予定している。新築建物にはつゞれ屋が自社店舗を設けるほか、従前入居していた日産自動車(横浜市西区)及びサッポロライオン(東京都中央区)が再入居する予定である。
 建設予定の複合商業施設の建物規模は地上11階地下2階塔屋1階、延床面積は約7082㎡となる予定。銀座4丁目交差点に面した隅切り部にエントランスを配置し、街との親和性の高い開かれた施設となる。用途は展示場、物販店舗、飲食店舗等で構成される予定で、建物地下1階においては従来の建物と同様に、東京メトロ銀座線「銀座」駅及び隣接する商業施設「銀座コア」とそれぞれ連絡通路で接続する予定である。
 今回の計画地の一角においては、明治44年に「カフェー・ライオン」が開業し、サッポログループは長年銀座とともに歴史を作ってきた。同社は発展を続ける銀座において、街の活性化と賑わいの創出に寄与すべく、新たな情報発信の拠点となるような複合商業施設を目指すとしている。




週刊不動産経営編集部  YouTube