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豊田通商 インドネシアにてホテルレジデンスが竣工

2015.10.06 12:00

 豊田通商(名古屋市中村区)、トヨタホーム(名古屋市東区)、東急不動産(東京都渋谷区)グループのPT.Tokyu Land Indonesia(トウキュウ・ランド・インドネシア、ジャカルタ)およびインドネシア大手企業集団のLippo Group(リッポーグループ)の4社がインドネシアで建設を進めていたホテルレジデンス「AXIA SOUTH CIKARANG」(以下、アクシア・サウスチカラン)が完成、先月27日に開業した。これに先立ち同月18日には現地でオープニングセレモニーを実施した。
 昨今、インドネシアでは日系企業の進出急増による影響で宿泊・居住施設が不足しており、とりわけ首都ジャカルタ東部のリッポーチカラン地区などは周辺の工業団地開発に伴い、長期滞在者や出張者向けの宿泊・居住施設が不足している。また、慢性的な交通渋滞によりジャカルタからの通勤は長時間を費やさなければならない状況となっている。
 4社によるホテルレジデンス事業は、平成25年3月に共同出資で設立したPT.TTL Residences(以下、PT.TTL レジデンシーズ)が運営母体となって、日系企業の長期滞在者や出張者を対象に宿泊・居住施設とサービスを提供する。「アクシア・サウスチカラン」はタワー177室、戸建3戸から成る180室の客室を有し、24時間日本語対応のコンシェルジュや空港・職場などへの送迎をはじめとする各種サービスを用意している。また施設内には日本食レストラン、日本食材スーパー、大浴場・サウナ、ジムやプールなどが備わっており、周辺にはショッピングモール、多彩な飲食店が立ち並ぶ商店街、病院などが徒歩圏内に存在し、便利な生活環境が整えられている。




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