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大成有楽不動産　「建設本部」の新設を決定

2014.09.22 13:22

　大成有楽不動産（東京都中央区）は１７日、建築工事関連業務を統括する「建設本部」の新設を決定したと発表した。
　同社では従来、不動産開発を行う部門と建物・施設管理を行う部門で別々に対応していたが、建築工事に関連する業務を新設する「建設本部」に一元集約する。「建設本部」は、マンション開発・分譲事業・ビル開発・賃貸事業、並びにリニューアル工事を行う部門の建築工事に関する品質管理・安全管理・施工管理等を統括する機能を担う。
　今回の同社の「建設本部」新設には、不動産の開発から管理まで、建物のライフサイクル全般にわたるつなぎ目のない一貫したサポート、「シームレスサポート」を提供しているなかで、ハード面のサービス提供をより強化する目的がある。「建設本部」を新設することで各事業部門に分散していた建築工事関連業務を一元集約することで、この目的を果たしていくとしている。
　今回の新設により、開発事業においては開発後の利便性・経済性等を考えたオフィスビルの商品企画や、長く利用していくためのマンション・オフィスビルの品質管理を行っていく。また大規模修繕などのリニューアル工事では、建物の現況を詳細・正確に把握している管理会社としての視点に、開発・賃貸事業のノウハウを持つ不動産会社としての視点も加え、オーナー・居住者の目線に立った大規模修繕等のリニューアル工事の提案や、築年数が経過した建物について、オーナー・居住者の個別の状況に合わせた建替えと大規模修繕工事の比較検討・提案を行っていくとしている。
　「建設本部」新設の実施は来月１日からとなっている。