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東芝キャリア ビル用マルチエアコン23機種発売
2014.09.15 14:19
東芝キャリア(川崎市幸区)は、業務用エアコンの更新需要に対応する「スーパーモジュールマルチi更新用」23機種を平成27年3月下旬から一斉発売する。
地球環境保護の観点からCO2排出量削減のため、オフィスや工場はもちろん家庭においても省エネが最優先で取り組むべき課題の一つであることに加え、ビルオーナーは改正省エネ法対応のためビル全体の省エネを進めながら各テナントの個別の消費エネルギーを把握・管理することが必要となる。しかし、昨今の電力事情により高まった節電意識から高効率な空調機を設置したいとの要望は確実に増加してきているものの空調機の新設には多大なコストがかかるため実際には導入・更新を控えるケースが多い。
そのような中、既設のマルチエアコンの冷媒配管を流用することで冷媒配管本体コストおよび工事コストを抑えられる「更新用マルチエアコン」に注目が集まっていることや大容量のマルチエアコンの増加という市場トレンドを受けて同社は「省エネ性改善」、「室外機容量の拡大」、「設計自由度の向上」を実現した、更新需要に最適な更新用マルチエアコンを商品化するに至った。発売される23機種は省エネ・節電ニーズに対応するため、高効率DCツインロータリーコンプレッサーの採用および低負荷時における冷媒循環量の最適化制御により、サイクル効率を改善させ全機種で平成27年省エネ法APF基準値をクリアした。また、R22冷媒およびR407C冷媒を用いたビル用マルチエアコンにおける既設配管を洗浄レスでそのまま再利用でき、室外機容量を14・0~136・0kW(5~48馬力相当)まで拡大。最遠配管相当長は235mまで延長でき、外気処理エアコンおよび直膨コイル付全熱交換ユニットを接続できるようにすることで換気による空気質の改善を図りつつ中小規模ビルだけでなく大規模ビルの空調更新に対応することが可能だ。