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三井不動産 ビル版「夏フェス」新宿三井ビル恒例のど自慢大会が開催

2014.09.01 16:51

 毎年夏は野外型の音楽イベントが盛況だが、都心のど真ん中・新宿都庁前においてビル業界版「夏フェス」として一部オフィスワーカーに熱狂的に支持されているイベントが存在する。「新宿三井ビルディング」で毎年開催されている「会社対抗のど自慢大会」だ。
 昭和49年に竣工した「新宿三井ビルディング」は今年10月1日で竣工40周年を迎えるにあたり、様々なイベントを企画しており、そのオープニングを飾るイベントとして「会社対抗のど自慢大会」を開催。8月27日、28日に予選を行い、29日に決勝大会を実施した。
 同イベントは「新宿三井ビルディング」の恒例イベントとして入居テナントの従業員を参加対象としている。昭和49年の竣工以来実施されており、今年で40回目。これまで過去の大会の上位入賞者は再参加できなかったが、40回記念大会となった今回は過去の入賞者の参加も認められ、まさにオールスターと呼ぶべき実力派が集結した。会場は同ビルの地下1階にあたる「55HIROBA」で、吹抜けとなっているため、1階からの観覧も可能。正確な来場者数は不明だが、立錐の余地がないほど大勢の観客・応援者が訪れた。
 予選には同ビルの入居テナント33社、72組が出場し、決勝に勝ち進んだのは20組。ゲスト審査員として招かれたモーニング娘。OGの藤本美貴さん、石川梨華さん、保田圭さんらの前で渾身の歌声・パフォーマンスを披露。それに輪をかけて「熱」が入っていたのが各社の応援団。書類をシュレッダーにかけて作成した紙吹雪が乱舞し、大声援が響き渡る。
 また、今回はのど自慢大会と合わせて、同ビルの受付スタッフの制服デザインコンテストも開催され、東京モード学園の生徒が作成した323作品の中から事前に5作品が選出され、のど自慢大会の参加者によって最優秀作品が決定された。来年1月から同制服は着用されるという。
 同イベントは参加者がテナント企業の社員であるため、存在自体オープンになっていなかったが、熱狂的なファンが存在多数存在している。ウェブ投稿サイト「ツィッター」でハッシュタグ「三井ビルのど自慢」のキーワードを検索すると多数の投稿がみられる。「(新宿)三井ビルに入居している会社で働きたい」の声が非常に多い。40年という歴史がはぐくんだ壮大なテナントサービスといえそうだ。




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