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日立アプライアンス 新構造採用した新断熱構造貯湯ユニット
2014.08.11 13:18
日立アプライアンス(東京都港区)は今月5日、自然冷媒CO2ヒートポンプ給湯機(エコキュート)のタンクに貯めたお湯の保温性能を向上させる基幹技術としてウレタン発泡充填断熱構造を採用した貯湯ユニットを開発。この新断熱構造を組みこむことで省エネルギー性能をさらに向上させた家庭用エコキュートの新製品を今年秋から市場に投入すると発表した。
同社は平成23年10月以降に発売した家庭用エコキュート71機種において、平成29(2017)年度を目標年度とする省エネトップランナー基準を達成した。そして、さらなる省エネ性能の向上を図るため、貯湯ユニットに当社の冷蔵庫製造で培ってきたウレタン発泡充填断熱技術を応用した新断熱構造の開発に成功した。
これにより、開発機の貯湯ユニットの断熱性能は従来の最大約2倍に向上。今後発売する新製品において、高効率ヒートポンプユニットと組み合わせることにより、家庭用エコキュートとして業界トップの省エネ性能を目指すという。また、貯湯ユニットの脚部を含めてウレタンを充填することによって、筐体の剛性を向上し、耐震強度の向上も視野にいれている。