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三菱地所 第一京浜沿いのオフィスビル「田町フロントビル」が竣工
2014.08.04 16:02
三菱地所(東京都千代田区)は1日、同社が出資する「芝四開発特定目的会社」を通じて港区芝四丁目で開発を進めてきた「田町フロントビル」が、7月31日に竣工したことを発表した。
「田町フロントビル」は、幹線道路である第一京浜に面するとともに、JR「田町」駅・都営地下鉄「三田」駅に近接した交通利便性に優れた立地となっている。建物規模は地上9階地下1階建て。敷地面積は748・98㎡、延床面積は5747・75㎡である。外観は端正で彫りの深い縦基調のガラスカーテンウォールによって、透明感やグレード感を創出。スリットを生かしたデザイン、ガラスによる視線の抜けによって、ファサードの透明感・奥行き感を内部にも展開している。また、階段室をはじめエントランスホールや共用部に、ビルのシンボルカラーである鮮やかな橙色を使用し、視認性を高めるとともに周囲の建物との差別化を図っている。
「田町フロントビル」では環境への配慮にも注力し、専用部だけでなく共用部主照明にもLED照明を採用したほか、専用部の窓を開いて自然換気を促すことも可能であるなど、省エネにも貢献できるオフィスビルとなっている。BCP対応としては、災害時にもビル共用の非常用発電機から共用部への連続24時間以上の給電に加えて、テナント用の非常用発電機設置スペースも確保し、テナントの事業継続を支援する。