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東京都 「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業」認可
2014.07.21 17:55
東京都は今月14日、「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業」の施行を認可したと発表した。
事業地区は地下鉄「虎ノ門」駅と「溜池山王」駅の中間に位置し、先日開業して話題となった「虎ノ門ヒルズ」からも近い再開発の盛んなエリアに位置する。事業は街区内の「虎の門病院」、「共同通信会館」、「国立印刷局虎の門工場」を業務棟と病院棟に建替えるもので、事業施行者は都市再生機構(横浜市中区)と国家公務員共済組合連合会(東京都千代田区)。
東京都では事業効果として「国際競争力強化」や「大規模病院の機能更新」、「防災対応力の強化」などを挙げている。事業計画地は都市再生緊急整備地域に指定されており、整備目標である「国際金融・業務・商業・文化・交流機能や生活・業務支援機能など多様な機能を備えたにぎわいにあふれた国際色豊かな交流ゾーン」の一翼を担う計画と位置付けられている。
約2・9ヘクタールの事業地区には延床面積約16万7300㎡、地上36階地下階の業務棟と、延床面積約8万7300㎡、地上19階地下4階の病院棟を建設し、沿道拡幅や近接する交差点の改良など公共施設の整備も実施する。工期は病院棟が平成30年度、業務棟が平成34年度までで、公共施設の竣工は平成36年度を予定している。