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リンクバル 大手町で食べ歩きイベント「街バル」初開催

2014.07.21 10:02

 地域活性化や街おこしの集客装置として注目されているイベントが「街バル」だ。街バルとは、特定の地域や街に存在する複数の飲食店を舞台に食べ歩き・飲み歩き楽しめるグルメイベントのこと。1回のイベントで数万人規模の集客が見込め、街バルに参加する飲食店にとって経済的メリットは多大なものになる。
 いまや都内のあらゆるエリアで開催されている街バルだが、日本を代表するオフィス街・大手町でも街バル「Cheers! OTEMACHI 2014 夏バル」が8月4日~8日にかけて開催される。主催は街バル公式サイト「街バルジャパン」を運営するリンクバル(東京都中央区)。大手町エリアで保有・管理物件があるサンケイビル(東京都千代田区)、プライムプレイス(東京都中央区)、メトロプロパティーズ(東京都台東区)、三菱地所プロパティマネジメント(東京都千代田区)の4社が協賛。大手町で「街バル」が開催されるのは今回が初めてだ。リンクバルの松岡大輔氏は街バル開催の経緯を次のように話す。
 「オフィス街のイメージが根強い大手町に飲食目的で他エリアから人が訪れるケースは稀。しかし大手町の大規模ビルの下層階には飲食店舗が多数存在しており、商業的な魅力を街バルでPRできればと考えています」(松岡氏)
 街バルに参加するのは「東京サンケイビル」、「大手町フィナンシャルシティショップ&レストラン」、「大手町タワー(OOTEMORI)」、「大手町ビル」、「大手町カンファレンスセンターショップ&レストラン」、「新大手町ビル」、「日本ビル」、「パレスビル」など。60店舗以上の飲食店が参加し、イベント参加者は4枚つづりのチケットを購入し、1枚のチケットで1フード・1ドリンクの「夏バル特別メニュー」4種類を楽しめる。
 「一般的な街バル参加店舗数は30前後。今回は倍以上の店舗に参加いただき、チケットの売れ行きも好調です」(松岡氏)




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