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パナソニックAIS 屋外用LEDの高輝度化・長期使用に貢献
2014.06.23 14:34
パナソニックオートモーティブ&インダストリアルシステム社(大阪府門真市)は、屋外の看板や店舗照明など、過酷な環境下に設置されるLED照明において、光反射板に使用されるプラスチック製のシートおよびフィルム用ポリプロピレン樹脂成形材料「熱可塑性プラスチック成形材料FULL BRIGHT PP」を開発。今月よりサンプル展開する。
同材料は、独自の熱可塑性(常温では変形しにくいが、加熱すると軟化して成形しやすく、冷やすと再び固くなる性質)樹脂の高分散技術により、長期高温・UV環境試験で94%の光反射率を維持、耐薬品性(化学薬品中で使用したときの外観や物性の変化などに耐える性質)も強く屋外用途での光源の長期使用に貢献する。また、光反射シートおよびフィルムの押出成形に適したPP樹脂成形材料で、厚さ100~400μmのフィルム形成、厚さ500μmのシート形成が可能。シート成形では異形押出加工や深絞り真空成形などの二次成形にも適しており意匠性が高いLED照明の曲面仕上げなど、複雑な設計にも対応できる。