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ミキモト 将来を見据えた建替え、生まれ変わる本店
2014.06.16 16:54
ミキモト(東京都中央区)は、銀座4丁目の本店の営業を平成27年1月に終了し、平成29年のオープンに向け建替えを行う。なお、建替え期間中は銀座2丁目の並木通り沿いにある「MIKIMOTO Ginza2」を本店の仮店舗として平成27年1月より営業する。
建替え後は、2020年に予定されている東京オリンピック開催など、国内のみならず世界から訪れる利用者に対応し、グローバルに展開する同社の旗艦店に相応しいビルに生まれ変わる。
新本店ビルの建物規模は地上12階地下2階、延床面積約4500㎡、敷地面積約410㎡。高さは地区計画「銀座ルール」で定められた最高の高さである56m、売り場面積は現状の約2・5倍となり、世界有数の広さの総合宝飾店となる。
同ビルのファサードデザインは建築家の内藤廣氏によるものだ。どこにもないファサードを生み出すため「春の海の輝き」を表現。同社のブランドイメージである品格と落ち着きと高貴さがありながら、美しいファサードの作成を考えていると同氏は語る。
同ビルは、ジュエリーブランドのラグジュアリー感をもち、街並みに溶け込みながらも存在感を放つ銀座のランドマークを目指す。