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常磐興産 スパリゾートハワイアンズがファン導入

2014.05.05 17:40

 常磐興産(福島県いわき市)は、同社が運営するスパリゾートハワイアンズ内「ウォーターパーク」に豊田通商(愛知県名古屋市)およびグループ会社の豊通マシナリーが日本総代理店を務める米国のBig Ass Solutions(米国ケンタッキー州)の省エネ超大型シーリングファン「ビッグアスファン」を3機設置して共同実証実験を続けてきたが、一定の効果が確認できたため4月30日から本格稼働を開始した。同ファンは、直径1・8~7・3mの巨大な羽根を少ない電力で低速回転させ広域空間全体に大風量の気流を生み出す、省エネ効果とデザイン性に優れた大風量低速ファンとなっている。多段階の回転数調整が可能で、季節やニーズに応じて多様な空間を実現させることができる。同ファンを導入することで、年間約1000万円の省エネ効果を達成することが可能になるとのこと。また、コスト削減のみならず、一年を通して来場者の快適性を高めることができるそうだ。
 同商業施設は同ファンの本格稼働に合わせ、新たに施設内のエネルギーの見える化プロジェクトも始動させた。効率のよい空冷ヒートポンプの導入をはじめ、さらなる温泉熱回収装置の増設などにより省エネを行い、年間で現状の10%にあたる約1600トンのCO2削減を目指している。また、施設各所でエネルギーの使用量をモニターすることができるシステムを導入するとともにエネルギー使用量の数値目標を設定し、週単位で成果を検証していく。地球環境にやさしいリゾートを目指して、本格的な省エネ対策を推進する。




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