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東京都 豊洲新市場千客万来施設の事業者が決定
2014.03.03 14:47
東京都は2月19日、築地から市場の移転が予定されている豊洲新市場内に設置される千客万来施設の事業予定者が決定したことを発表した。決定した事業予定者は、喜代村(東京都中央区)と大和ハウス工業(大阪市北区)の2社からなる「まぐろチーム」。
事業者の審査については、平成25年8月2日に千客万来施設事業募集要項等を公表し、同年11月22日に民間事業者より提案書を受け付け、千客万来施設事業者委員会が審査を行った。審査委員会は「まぐろチーム」の総評として、「現在の築地や他の商業施設では見られない、人を惹きつける独自的で効果的な取組みが随所に見られたため、最優秀提案者として選定した」としている。
「まぐろチーム」の提案概要については、5街区に建設予定の建物は地上6階地下1階。6街区に立地する建物は、地上4階の商業棟、地上6階の駐車場、地上7階地下1階の温浴棟の建設が予定されている。6街区に立地する建物には、市場関係者等の多種多様な専門店集積「豊洲場外市場」、市場の新鮮食材を提供する「まんぷく市場」、年間を通じて参加体験型のイベントを開催する「にぎわい広場」など、食の魅力発信、国内外観光客への訴求、市場関係者の活性化という機能を導入し、にぎわい創出をはかる。