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協和精工 自由自在な角度調節
2014.03.03 14:54
協和精工(秋田県雄勝郡)は、雪国対応型・太陽電池パネル取付台「スノーターン90」を平成26年の秋から販売を開始すると発表した。パネルの角度調節が自由かつ操作が容易にできる。これまでの角度が変えられる太陽電池パネル取付り台は段階的にしか角度を変えられないなど、操作に電力や膨大な労力が必要で頻繁に角度調節が出来ないなどの課題があった。しかし、同製品は独自の作動方法による手動式なため、小さな力で角度を細かくスムーズに調節でき、作業者一人で容易に操作が可能。雪国では、雪の重みや強風などで送電線が切れ停電が発生する恐れがあり、非常事態での蓄電方法として太陽光発電が有効とされている。しかし、冬季においては太陽光パネルが雪で覆われてしまうと発電不能状態になってしまうため雪国ではなかなか太陽光発電が普及していない。「スノーターン90」を導入することによって、降雪時にはパネルを垂直に立て積雪を防ぐことができ発電率の低下を回避できるほか、パネルの角度を無段階で自由に変えられるため、パネルを太陽の向きに合わせるなど雪の反射光をパネルに当てる等をすることで発電効率を上げることも可能となる。