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福岡リート投資法人 物流施設の信託受益権取得
2014.02.17 10:34
福岡リート投資法人(福岡市博多区)は今月7日、物流施設「鳥栖ロジスティクスセンター」の信託受益権を取得すると発表した。取得予定価格は12億5000万円、取得予定日は3月28日。取得キャップレートは5・9%。 同投資法人は福岡・九州地域を対象に商業・Aクラスオフィスビルを中心する総合型リートである。今回取得した物件は佐賀県鳥栖市の「グリーン・ロジスティクス・パーク鳥栖」内に立地。九州を縦横断する九州自動車道と長崎自動車道、大分自動車道の結節点となる鳥栖ジャンクションが存在するなど、道路網が発達しており、九州全域をカバーする重要な配送拠点として位置付けられている。また、空路では有明佐賀空港や福岡空港、長崎空港まで短時間でアクセスでき、3つの空港を使い分けることが可能だ。加えて、鳥栖エリアでの立地条件の良い物流施設の供給は限られており、同物件の競争力の高さと希少性を評価した。 同物件は地上2階建て、貸床面積が約1300坪。流通業務団地内にあり、周辺部には隣接する住宅等がなく、24時間操業可能なことに加え、3面にドックシェルター式バースを27カ所備え、築浅の配送センターとして物流企業のニーズを十分に満たす水準にある。将来的に安定したキャッシュフローが見込める物件と判断した。