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住友林業が森美術館で木造超高層ビルの体感映像を展示
2019.11.25 11:07
住友林業(東京都千代田区)が進める「W350計画」は、同社が1691年(元禄4年)に創業してから350周年を迎える2041年を目標に、高さ350mの木造超高層建築物を実現する研究技術開発構想。高層建築物の木造化・木質化と、街を森に変える環境木化都市の実現をめざし、2018年2月の発表以降、日建設計(東京都千代田区)と共に要素技術の開発・検証を進めている。
今回、「W350計画」の目玉でもある「ティンバー・インターフェイス」を実感できる映像作品が、森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)で開催中の「未来と芸術展 AI、ロボット、都市、生命 人は明日どう生きるのか」において展示されている。
「ティンバー・インターフェイス」とは、W350計画の高さ350mのビルで想定している四周をぐるりと回るバルコニー状デザイン。日建設計のプロジェクト・チームが、木質感あふれる未来の東京を疑似体験できる映像を制作した。
展示期間は11月19日~2020年3月29日。これまでコンクリートや鉄で造られてきた20世紀的な建築に対して、軽量かつ加工が容易で、環境保全につながる「木」を生かした都市づくりを実感できる映像となっている。