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スマート調光ガラス「ヘイリオ」高齢者施設の天窓に初採用

2019.12.02 11:21

 調光ガラス「ヘイリオ」を開発・製造するキネストラル・テクノロジーズ(米国カリフォルニア州)は、ベルギーの高齢社向け介護施設に自社開発のスマート調光ガラス「ヘイリオ」を設置したと発表した。同施設の天窓には132枚の「ヘイリオ」が導入され、自然光を最大限に取り入れている。
 「ヘイリオ」は、透明時は通常のガラスと見た目は変わらず、暗く調光するとシックで自然なグレーに変化し、太陽光による熱やまぶしさをブロック。色味のない自然な色合いを再現した。調光速度も速く、透明と最暗の切り替えは従来の約10倍、3分未満で全体を均一に調光することが可能だ。気象に合わせた自動調光機能も備え、気温が一定以上になったら色が変わる、という設定も可能。
 窓ガラスをヘイリオに変えることで、照明や暖房、空調などで消費するエネルギーは20%低減するという。環境に配慮したグリーンビルディングの実現にも寄与する。




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