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森ビル中間決算発表 順調に推移、増収増益

2019.12.02 11:40

 森ビル(東京都港区)は、2020年3月期中間決算を発表した。 主力の賃貸事業は、オフィス・住宅ともに引き続き高稼働・高単価を維持し好調に推移。中間連結業績については、前年同期に比べ、不動産売却を抑えたため減収減益となったものの、全体としては各事業は期初の予定通り順調に進捗しており、通期の業績予想は増収増益を見込んでいる。
 オフィスの事業環境については、全体的な企業業績が好況であることから、引き続き賃貸需要は旺盛とみており、オリンピック後の景気については、「これだけグローバル化が進み、世界経済はダイナミックに動いているなかで、東京オリンピックはひとつのイベントです。日本経済に対するインパクトは前回開催時より大きくはないと思います」(森ビル)。
 同社が2018年から展開する人気の「MORI Building DIGITAL ART Museam:EPSON teamLab Borderless」については、来館者数年間約230万人。開業当初は3割だった訪日外国人の割合は現在は半数以上。先にインターネットで予約してから旅行日程を組み、朝も開館前から並ぶケースもあるという。




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