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日本防犯システム 防犯&マーケティングAIソリューションを提供

2019.12.09 14:38

 日本防犯システム(東京都港区)は、ITコンサルティングやシステム開発などを手掛けるトリプルアイズ(東京都千代田区)と業務提携し、画像認識プラットフォームAIZE(アイズ)を使った新たな防犯&マーケティングAIソリューションシステムの販売を開始した。
 これまで日本防犯システムは、AI/IoT時代における新たな防犯カメラの利用提案として、画像情報を使ったAIソリューションプラットフォームの開発を進めてきた。今回、トリプルアイズが開発したAIZEを同社の防犯カメラに組み込むことで、防犯のみならずマーケティングソリューションの提案も可能とした。  AIZEは精度の高い画像認識で、より正確なデータを収集。さらに、見た対象ごとに最適なAI分析を実行しグループ分けなどを行う。今まで人の目でなければできなかった業務をAIZEに任せることで、以下の4つのメリットを提供することが可能となった。
 第一は、利用者分析(AIZE Research↓男女比率・年齢情報)機能を活用。顧客の傾向に合わせた適切な販促活動により、経費削減やリピーター増加に結び付ける。
 第二は、危険人物の通知(AIZE Security↓通知機能・メモ記入欄)機能を活用。未然に危険を察知し、防犯および再犯防止に役立てる。
 第三は、リピート顧客通知(AIZE Security↓通知機能・メモ記入欄)機能を活用。販促活動で重要なリピーターの増加と維持に結び付ける。
 第四は、データの一括管理と自動取得(AIZE 全体機能↓顔認証・クラウド管理)機能を活用。店舗情報を本部と共有することで、双方の業務負担を軽減する。
 防犯カメラは、防犯に留まらぬ多機能化へと進化を続けている。今後はその品質や正確性が競われる時代となりそうだ。日本防犯システムは、日本における最高品質と、最先端テクノロジーを活用したソリューションシステムの提供に取り組んでいくとしている。




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