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新生「東急プラザ渋谷」大人へ向けた69店舗を揃えグランドオープン
2019.12.09 14:56
東急不動産(東京都渋谷区)は、渋谷」駅西口の複合ビル「渋谷フクラス」内に、新生「東急プラザ渋谷」を12月5日にオープンした。運営管理は東急不動産SCマネジメント(東京都渋谷区)が受託した。
新生「東急プラザ」のコンセプトは「大人をたのしめる渋谷へ」。本質的なものの良さを大切にしながら、遊び心も忘れない大人たちをターゲットに、「成熟」する楽しみを提案していくという。
東急不動産は1965年、民間デベロッパー初の専門店複合商業ビルである「渋谷東急ビル」を開業。その後「東急プラザ渋谷」と名称を変え、女性をターゲットとしたファッションビル化を行うなど時代の最先端をとらえた様々な施策にチャレンジ。渋谷が文化や流行の発信地となる礎の一つとなった。
東急グループは、現在「エンタテイメントシティSHIBUYA」を掲げ、100年に一度と言われる渋谷駅周辺の再開発を推進している。新生「東急プラザ」は、新たなチャレンジとして、若者の街のイメージが強い渋谷において、あえて「大人」をターゲットにしたライフスタイル提案を行う。
店舗構成は、大人たちの関心が高い「食」、「健康」、「美」、「趣味」、「ライフプラン」をキーワードに69店舗を集積した。17階には渋谷の街を一望できるルーフトップガーデン「SHIBU NIWA」が開業し、総合エンターテイメントレストランも日本初上陸を果たした。
5階では「シブヤライフラウンジ」をテーマに、ソフトバンクロボティクス(東京都港区)が初めて手掛けるカフェ「Pepper PARLOR」を中心に、大人世代のライフプランの悩みを解決する新しいサービスが展開される。
2~4階には渋谷エリア初出店となる全国の老舗ブランドが集結し、新業態に挑戦。3階には、東急不動産の新しい取り組みとなるポップアップストアとして、「111-ICHIICHIICHI-」を展開する。
6~7階は「シブヤグラン食堂」として、様々なシーンや気分でチョイスできる「渋谷の大人のお墨付き食堂」をそろえた。
新生「東急プラザ」は、大人世代を取り込むことで渋谷の街の多様化に貢献。エリア全体の発展に寄与しながら、進化を続けていこうとしている。